その風が徐々に暖かくなっていき、木々や野草がいっせいに芽を吹き
名もない小さな花々がいっせいに咲き乱れる、という春がきて、、、、
2011年5月13日 のアーカイブ
第九悲歌
2011年5月13日 金曜日稲光
2011年5月13日 金曜日私は弘美からこれ以上離されるのを恐れるかのように、必死に後を追った。
きっと、私があげていた、あの子供のような情けない声を聞かれたに違いないと思いながらも。
そのとき私の脚は、それまでと違い思い通りに動くようになっていた。
やっぱり専業主婦
2011年5月13日 金曜日そうなのよね。きっとそうなのよ。
私って決して怠け者じゃないのよね。
決して仕事が嫌なわけじゃないのよね。
仕事をするなら、私の意欲や責任感が必要とされるような、やりがいのある良い仕事をしたいと思っているだけなのよね。
アタイはミィヤァ
2011年5月13日 金曜日 でもアタイはまた産む。
今度はこっそりとね。
アタイは生きたい。
アタイは生き抜く。
アタイは居る。
アタイはこれからもミィヤァミィヤァと鳴き続ける。
詩集ざわめきを求めて
2011年5月13日 金曜日 人々の心に生き続け、何気なく語り続けられ
いつの日かきっと、他のだれかの姿を借りて
少女たちの夢が結実するだろう
何故ならわたしたちは目に見えないところで深く結びつきあっているのだから
忘れられた精霊の森
2011年5月13日 金曜日少女たちは知らず知らずのうちに、自分たちの周囲に壁をめぐらして、自分たちの心を守って行かなければならないに違いない。
知らず知らずのうちに起こる心の変化というものはきっと残酷なものに違いない。
毒蛇会議
2011年5月13日 金曜日 そうなれば私たちは、以前のように無残な殺され方をすることもなくなるに違いないのです。
どうでしょうか、私たちが毒を持つことに賛成していただけないでしょう。
詩集悲歌(第一から第七まで)
2011年5月13日 金曜日わたしたちが出会うまで、
わたしたちは激流に飲み込まれた枯葉のように、
どこからともなく現れてはどこへともなく消えていくような、
群集の単なる構成員に過ぎなかった。
第八悲歌
2011年5月13日 金曜日 今日、ついにわたしは青年たちにはっきりと物を言わなければならなくなった。
わたしは、あなたがたとは絶対に妥協しないでしょう。
でも、あなたがたは、わたしたちのすべてを奪うことが許されている。
永遠の女性
2011年5月13日 金曜日それはあなたが会いたいと思えば思うほど、恋焦がれれば焦がれるほどに、その永遠の輝きを増していき、そしてもう二度と絶対に会うことができないからこそ、永遠の女性、永遠の恋人となるのです
愚かすぎる王様
2011年5月13日 金曜日無益なこと、役に立たないこと、それにどことなく無駄ある非効率な生活が、それほど悪いことではないとして、それを容認するする国や社会は発展するかどうかは判らないとしても、それを原因として衰弱し縮んでいくということは決してないということですよ。
帰って来た冒険者
2011年5月13日 金曜日 皆さんは、国民の皆さんは、あんな生死を賭けた冒険をし、国民栄誉賞までもらった人が、家庭ではどんな人だったか知りたいみたいなの。
家族や奥さんのことを、どんなに愛し、どれほど思いやっていたか知りたいみたいなの。
私が言うほど自分勝手な人じゃないって事を知りたいみたいなのね
世紀末 海よりもやさしく
2011年5月13日 金曜日 もしかして自分は完全無欠なリーダーを目指していたのではないかと疑った。
洋三はなんとなく振り返らずにはおれない気持になった。
そして後ろ向きに歩きながら有美の家のほうを見た。
憂鬱なジャングル
2011年5月13日 金曜日 えっ、どうしてオレが群れを離れたかだって、元二番目が怖かったからだろうって、うん、そう、そうかも知れない。
い、いや、オレはあくまでも、元二番目をあの偉大なボスのように殺したくなかっただけなのだ。
続悪魔辞典Ver21
2011年5月13日 金曜日 またこの森にやってきた。
より大きな狂気で小さな狂気を打ち消すために。
あなたはどこにも行っていない。
でもどこにも居ない。
極になれ、そして退路を絶て。
貧乏人は死ぬまで働け、金持ちは金が無くなるまで使え。