続悪魔辞典Ver21

   またこの森にやってきた。
      より大きな狂気で小さな狂気を打ち消すために。
       あなたはどこにも行っていない。
        でもどこにも居ない。
        極になれ、そして退路を絶て。
     貧乏人は死ぬまで働け、金持ちは金が無くなるまで使え。 
 

    
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      続悪魔辞典Ver21

                真善美

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《アイドル 》

いつになっても精神衛生上必要なもののひとつ。自己変容によって、ファンはファンを、アイドルはアイドルを演じ続けることを暗黙の契約として結ぶことによって成立する世界の産物。限りなく人間性が否定されるもの、つまり、生きていてほしくないもの、だから、、、、      
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《悪女 》

相対的なもののひとつ。人によっては天使に見えることもある。      
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《あっけないもの 》

やっぱり、あれしかないか。      
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《圧力 》

それが個人にかかりすぎると通り魔事件になるが、集団や国家にかかると集団自殺や大量殺戮となるもの。     

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《怒り 》

ときには愛の陰にかくれていた憎しみが仮装して現れるときもある。      

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《意識的文法 》

学校で教える言語法則や規則。言語の発達を促進するのではなく、その自然な発達を阻害し妨害するもの。      
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《医者 》

最高の医者は自分自身。 
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《宇宙 》

美しき青き地球が見えるところ。でも、そこからは人間が見えないところ。     
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《映画 》

マスゲームのひとつ。      
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《英語教育 》

子供たちに外国を嫌いや苦手意識を生じさせ、不必要な劣等感を芽生えさせるもの。だから小学校からの英語教育は、それだけ早く子供たちを痛めつけ苦しめるもの。狂気の沙汰のひとつ。     
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《栄枯盛衰 》

最も自然的で合理的なこと。      
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《老い 》

若いときと頭の中身はちっとも変わっていないのに鏡を見ながらこんなはずじゃなかったと思うこと。     
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《お金 》

水が滞ると腐敗するように、お金も紙や金属で出来ているにもかかわらず滞ると腐敗する。      
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《大人 》

自分の子供のころのことをすっかり忘れ去ってしまった人たち。      
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《オレ 》

 人から借りた金は忘れるが、人に貸した金は絶対に忘れない男。

 もう死んでも良いやと思うときと、絶対に死にたくないと思うときが、いけしゃあしゃあと混在する男。

 痛い思いをして、ようやく行いを改める男。

 自転車に乗って自転車を買いに行く男。

 メガネの小さいねじをいじるためにメガネを探す男。
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《音楽 》

国境は越えるが人間の生理や感覚や思想は超えないもの。
そうでないように見えるが、この世で最もイデオロギー的なもの。      
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《オンブズマン 》

いつ聞いても汚物マンに聞こえる。他に言い換えたら。      
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《家族 》

効率を最優先にする経済単位、無意識的な。そして本質的には、いとおしく切なく哀しく、とてつもなく恥ずかしいもの。      
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《活性化 》

人間利活動が活発になること。そのための最大の要因は政府が積極的に適切な政策を打ち出すことではなく、政府が積極的に人間の自由な活動の邪魔をしないこと。      
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《学校 》

官僚、政治家、思想家、評論家、学者たちがよってたかって子供たちを痛めに痛めつけ、子供たちが本来持っている健やかな人間性を傷つける場所。      
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《金持ち 》

お金の使い方を知っている人たち。      
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《神様 》

人間を甘やかすもの。      
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《癌細胞 》

お前らは馬鹿だ。お前らだって生きたいんだろうが、人間を殺したらお前らだって死ぬんだぞ。なっ、仲良くしようよ。      
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《慣性の法則 》

物質の世界だけでなく、精神の世界にも当てはまるもの。      
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《希望 》

個人の希望と集団の希望の二種類あるもの。 物の量と希望の量は反比例の関係にある。
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《教育 》

限りない知恵に満ち溢れているものに、教育者と呼ばれる人たちが自分たちにとって都合の良いような観念や知識を無理やり覚えこませること。      
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《教育費 》

江戸時代に比べたら日本は子供の教育に何倍も費用をかけているだろう。では人間は江戸時代に比べて何倍も賢くなっているだろうか。適量だと薬にもなる毒のようなもの。多すぎると害を及ぼすだけだから。      
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《狂気 》

その最大のものは理性の狂気。 狂気に花は良く似合う。     
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《共産主義者 》

歴史や失敗から何も学ばない人たち。      
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《狂人 》

狂人の振りをする人。      
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《景気 》

世間的には、よくないことが起こった場合、真っ先にその原因とされるもの。だからそれが良くなれば良いことが起こると期待されている経済の、、熱病、興奮状態のようなもの。実質は、ある状態からある状態へ質的変化を遂げるときに起こる現象。質的変化を伴わないとバブルとなる。      
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《経済活動 》

潜在的な格差のあるところに働きかけて、その格差を顕在化させること。だから良い経済政策は格差を拡大させるものとなる。      
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《芸術 》

現実的な行為や有用な物質や意味のある言葉を使って表現するが、それらすべてを否定するもの。      
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《現実 》

煙草のようにまずく、斧で頭をかち割りたくなるような女もいれば、土下座して感謝したくなるような女性もいるもの。なあ、若者よ、同情するぞ。      

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《行為 》

その行為をしようと思っている間は、その行為は完成しない。      
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《幸福 》

精神活動が停止している状態。希求されるものではあるが、価値は生み出さないもの。      
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《誤解 》

理解するより楽なこと。本当に理解するには時間も忍耐も必要とし、苦痛が伴うから。      
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《語学 》

それは決して学ぶものではなく、体験し体感し体得するもの。      
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《国際交流 》

政府がお膳立てした交流ではなく、人々が自由に行き来することが最大の国際交流。だから政府が人々の行き来を邪魔しないことが最大の国際貢献。      
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《国際連合 》

ナニサマ。自分たちのおかげで世界に平和が訪れていると思っている平和主義者、理想主義者、人道主義者、平等主義者など、仮想世界に生きる官僚主義者が集まっている場所。      

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《言葉 》

理論や理屈で説明できるが、理論や理屈でないもののひとつ。      
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《個人的真実 》

集団的真実に反するもの。      

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《作文 》

子供たちはどのようなことを書けば先生や親たちが喜ぶことを知っている。だから大人になってもその癖から抜けきれず、それで人々が喜びそうなことばかりをニュースにながしたり本に書いたりする。      
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《作家 》

群れるとたちどころに平和主義者になる人たち。      
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《作曲家 》

曲を作る才能よりも、どのような曲が良く売れるかを見極めることができる才能がある人たち。      
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《死 》

人間は意識的にはどうにかこうにか折り合いをつけることができるが、無意識的には絶対に納得できないもの。 生を熱烈に夢見続けること。
     
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《幸せ 》

幸せの状態を思い描けること。      

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《自我 》

個人のものと集団のものと二種類あるもの。      
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《思考 》

個人のものと集団のものと二種類あるもの。      
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《地獄 》

そこに落ちたものが苦しみもがくだけではなく、そこから這い出ようと頭を使い努力するところ。      
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《自己決定権 》

近代合理主義者が考え出した最も愚かな考え方のひとつ。特に、女性が子供を生むか生まないかを決める権利が自分にあると考える、その自己決定権となるものは、人類史上人間が考え出した最も愚かな思想のひとつ。      
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《詩人 》

死人でも、私人でもなく、長生きができない人。だから、どこかに長く生きている詩人がいたらきっと醜い。      
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《辞典 》

新しい言葉を覚えるためのものではなく、既に知っている言葉を確認するためのもの。      
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《自転車 》

人間や物をちょっと早く運ぶ便利な乗り物。ようやく風景や人間が見えてくる乗り物。でも、そこからは風景の移り変わりや、人間の感情がわからない乗り物。      
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《自動車 》

人間や物をより早く運ぶ便利な乗り物、でもそこからは歩いている人間は見えない乗り物。     
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《宗教 》

かつてはそれで人類を救おうとしたが、今ではそれで人類を滅ぼそうとしている。殺人を正当化するために考え出されたもの。      
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《従属変数 》

世界史においていつまでたっても主体的当事国になれない日本のようなもの。経済史に於いていつまでたっても主体的当事者になれない労働組合のようなもの。      
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《集団的真実 》

個人的真実に反するもの。      

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《順位 》

技量や能力の優劣によって順番をつけること。でも訳の判らない基準によって子供たちに順番をつけ、それによって子供たちを競わせ勉強させることは、大人たちによって考え出された、子供たちを管理するための最も愚かな方法。      
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《女子高生民主主義 》

どの国も経なければならない民主主義の第一段階。夢想民主主義、理想民主主義ともいう。      

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《女子大生民主主義 》

民主主義の第二段階。妄想民主主義、すねかじり民主主義ともいう。      
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《人権 》

世界の本質や実相を隠し、体裁よく他人や他国を抑圧するために利用される便利な言葉。      

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《人生 》

人間を成長させるもの。      
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《真実 》

個人のものと集団のものと二種類ある。      
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《信じる 》

存在しないと判っているものを存在すると思いこむこと。      
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《新社会人民主主義 》

民主主義の第三段階。怖いもの知らず民主主義、花のオーエル民主主義、世間知らず民主主義、挫折民主主義ともいう。      
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《人生 》

ことわざの深い意味をしみじみし感じながら生きること。      
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《神秘 》

理性のまたは合理性の影。      
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《人類 》

仲間を殺さなければ生存できない生き物。      
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《素敵 》

乱発すると軽薄になるが、他者を心から尊敬し褒め称えることが出来るようになって、ようやく使える言葉。      
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《刷り込み 》

擂り粉木ではない。      
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《生》

死を誤解し続けること。     
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《政治家 》

普通、本当のことをいうと尊ばれるが、決して本当のことは言わず、ときには積極的に嘘を言うと尊ばれる人たち。      
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《精神 》

言葉によって、開放され自由にされ、さらには知恵に満たされて豊かにされたもの。だがその反面、文字によって、型にはめられ萎縮し、衰退して行ったもの。      

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《贅肉 》

肉体の贅肉を落とすのそれほど難しくはないが、精神の贅肉を落とすのはほとんど不可能に近い。      

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《絶対悪 》

この世に絶対悪はないが、例外はある。検察が証拠品を改ざんすること。放送局がニュースを捏造すること。相撲取りが八百長をすること。ってことは、作家が真実を言ったり書いたりすることもか。
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《青年 》

とにかく、なにがなんでも地獄の季節を必死に駆け抜ける者。      
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《成年民主主義 》

民主主義の第四段階。日本は今ようやくこの段階に差し掛かっているところ。大人民主主義、成熟民主主義ともいう。      
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《石油 》

いつまでもあると思うな親と金と石油。だから石油はみんな使ってしまって早くなくなっちまったほうがよい。そのほうが人間は成長する。      
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《善意 》

貯金できるもの。誰でもが貯金できるが、悪意によってその残高が減っていくもの。残高がマイナスになると社会は不安定になる。      
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《先生 》

人に教えることはできないが、人がそこから学ぶことができる人。      
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《戦争の放棄 》

船倉の蜂起でも千艘の法規でもない。難解な現代用語のひとつ。      
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《先端恐怖症 》

尖端ではない。それが科学の発展による社会の進化の必然であるにもかかわらず、その時代の先端を行くものを常に批判的、否定的に捕らえようとすること、ときには、それまでの価値観やイデオロギーにあわないという理由だけで恐怖心を覚え排除しようとすること。

      
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《全寮制学校 》

子供たちを悪の道から遠ざけ、社会に役立つ人間に育て教育しようとして考えられている方法。でも人によっては現代の強制収容所。だから徴兵制の方がましかも。      
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《大罪 》

無垢なものを傷つける罪。      
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《大衆 》

なんら価値を創造せず価値を消費するだけのところ。実体がないのでよく判らない。でもそこから価値を創造する人間が生まれてくるところ。      
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《知識 》

知恵のない者が知恵のある者を支配するときに使用するもの。人間が生まれつき持っている知恵を覆い隠しその発展を妨げるもの。      
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《秩序 》

無秩序や混乱の上に成り立つもの。      
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《知的生命体 》

もしかしたら、この宇宙に知的生命体は人間だけかもしれない。そのことは大昔の宗教者たちは、人間の素晴らしさとともに直感していた。      
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《聴覚 》

視覚よりも空間性に親しく、集団性や共同性の属性に富むもの。      
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《頂上 》

美しき壮大な風景が見えるところ。でも、そこからは人間が見えないところ。      
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《テレビ 》

内容が虚偽であればあるほど面白いもの。報道といえどもこの誘惑から逃れることは出はない。それは宿命的なもの。      
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《天国 》

実在するかどうかが問題ではなく、それについて語られることが重要なもののひとつ。      
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《天文学者 》

宇宙の果てまではものすごく興味があるが、それから先はどうなっているかがまったく興味がない人たち。      
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《動物 》

人間が動物を知っているより、動物は人間を知っている。だから子供たちは大人が考えている以上に大人たちのことを知っている。      
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《動物学者 》

動物の心が判らなくなってしまった人たち。理屈に頼りすぎて人間の心が判らなくなってしまった精神医学者のように。      
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《東北地方 》

なにかと、いろいろと、あらゆる面で平均値より下のところ。つまりレベルが低い地域。でも、もし、日本が二十二世紀まで存在していたら、最も繁栄する地域。      
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《読書 》

それを相対化できない者は、読めば読むほど馬鹿になるもの。      
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《二十世紀病 》

 近代合理主義者たちが撒き散らす病原菌によって発症する精神(観念)の伝染病。人によって症状はさまざまだか、場合によっては死に至ることもある。その主な症状は次のようなもの。

 戦争は、戦争が好きな人や、それによってお金をもうけようとたくらむ人たちによって引き起こされると思うこと。

 農業が発展し生産力が高まれば世界から飢餓がなくなると思うこと。

 理屈や理論で世界を動かせると思うこと。

 食べ残しを集めると、飢餓に苦しむたくさんの人を助けることができるので、食べ残しはもったいないと思うこと。

 機械が発展すると機械に仕事が奪われると思うこと。

 独立した個人が集まって社会を形成していると思うこと。

 政治の力で国民を幸せにできると思うこと。

 水を温めれば、二百度にも三百度にもなると思うこと。 

 理性で否定的な感情を克服できると思うこと。

 矛盾は克服されるべきものでなく、排除されるべきものと思うこと。

 独占は弱い者をますます抑圧し、強い者をさらに強くするものと思うこと。

 復讐や体罰はすべて野蛮で時代遅れなことと思うこと。

 嫌な事や苦痛や困難、そして失敗や危険なことをとにかく避けるべきことよくないことと思うこと。

 社会は独立した個人の意志や自己決定権の行使によって成立し動いていると思うこと。

 ペーパーテストの点数が高いのを学力が高いとみなし、その学力が高い者を優秀な人間と思うこと。

 差異がなくなり人々が平等になれば世界が安定し平和になると思うこと。

 民主主義の意識が民主主義を支えていると思うこと。

 平等の意識が人々を平等にしていると思うこと。

 宗教と科学は対立し相容れないものであると思うこと。
 
 その先のことは考えることなく、宇宙には果てがあると思うこと。  

 考えや思いを文字として書き表したものに最高の価値があると思うこと。

 文字を使用することによって人間の精神的能力が発達したと思うこと。

  
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《人間 》

進歩すればするほど、不条理を抱え込み、悩みが増していく生き物。自分の肉体に起こっている以外の事は理解できないので、自分以上の人間のことが判らない生き物。 孤立しては生きられるが孤独には生きられない生き物
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《人間性 》

徹頭徹尾本能の上に成り立つもの。      

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《人間場 》

磁場、電場、重力場、相場、現場と同じようにその中に入ると増幅された力と方向性が与えられるもの。この場合は観念やイメージが。      
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《農民 》

自分たちより他にもっと楽しい生活や仕事があると思っている所為か、本当のことを言わない人たち。なぜ言わないんだ、米作りや野菜作りがこんなにも楽しいんだと。      
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《廃憲》

憲法なんていらないとする憲法に対する考え方のひとつ。ほかには護憲、改憲、創憲などがある。      
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《廃絶 》

交通事故の死者と自殺者を合わせると四万人以上。核廃絶と、誰もが言うが、車廃絶、物質文明廃絶とは誰もが言わない。      
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《ハイビジョン 》

物事がよりはっきりと細部にまでわたって見えれば見えるほど価値があると思うもの迷妄さ。      
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《パソコン 》

それが進歩すればするほど、また人間がそれを使いこなせばこなすほど、生身の人間の素晴らしさがますます輝きだすもの。それを作った人間が偉いという意味ではまったくなく。      
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《バブル 》

悪霊のひとつ。弾ければバブルとなる。現代文明も弾ければ、そのときがバブルとなる。     
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《犯罪行為 》

犯罪者は犯罪行為をおこなっているときは、いま自分は不快なこと、嫌いなこと、悪いことをやっているとは決して思っていない、むしろ、心地よいこと、好ましいこと、今の自分には必要なことをやっていると思っている。      
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《万博 》

人がいっぱい集まるから経済が成長して社会が発展するように見えるが、でも実際は、経済成長を止め社会を停滞させるもの。      
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《平等 》

過去にも現在にも、そして未来においても現実には存在しないもののひとつ。円運動をする物体を真横から見ると右と左で見かけ上一瞬止まって見えるように、観念として存在するもの、妄想の産物。      
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《貧乏人 》

お金の使い方を知らない人たち。      
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《不安 》

死よりも怖いもの。将来が不安だらけなら死んだほうがましだと思うことから。      
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《風景 》

人間を育てるもの。      
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《不幸 》

創造的なものを生み出す源泉となるもの。      
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《物理学者 》

存在するものには興味があるが、存在しないものにはまったく興味がない人たち。      
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《復元力 》

どんなに痛めつけられ、非人間的な扱いをされようとも、再び人間らしさを取り戻して人間らしく生きることができるという、人間が本来持っているすばらしい能力。      
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《普通の先生 》

話しをして適当に教えるが、お金は取らない人。      
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《プライバシー 》

言葉はあるが実態がないもののひとつ。人間の本質や実相を隠すために利用される言葉。     
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《文法 》

無意識的に植えつけられ、無意識的に備わるもの。      
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《文明 》

必ず衰退するもの。      
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《ベストセラー 》

それが本の場合は、読む価値がない、または読む必要がないということ。 古典は別。   
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《下手 》

料理が下手といわれると、女性はもう二度と料理を作りたくないほどにプライドが傷つくらしい。男性もXXXXが下手と言われると、もう二度と立ち直れないほどにプライドが傷つく。だから女性は、絶対に、うっ、もう、ヘタクソなんだからなどと、吐き捨てる様には言わないように。男性はほんとうに立ち直れなくなる。      
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《ベッド 》

人間が休息するところ。決して死ぬところではなく。      
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《歩行 》

自然のリズムが感じ取られて風景の移り変わりや人間の感情がよく判る行為。でも、生き物の様子や人間の悩みや苦しみが判らない行為。      
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《補色 》

赤い光で照らせば青い影か大きく出、青い光で照らせば赤い影が大きく出るもの。      
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《本 》

そこから何かを学ぶものではなく、そこに自分の知っているものを見い出すもの。      
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《煩悩 》

それを百八つ集めれば完全な人間になるための準備が整うもの。      
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《祭り 》

馬鹿騒ぎ。悪ふざけ。無益無駄。非合理性のきわみ。でも根源的な矛盾を抱えた人間にとっては無価値であるということではない。      
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《マニュアル本 》

ある操作をやるために前もって読む本ではなく、その操作をやった後でそれが間違いではないことを確信するための本。      
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《魔法 》

かけようとしなくても、またかかろうとしなくても、簡単にかかるもの。      
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《民主主義 》

恐怖、脅迫、迷信、暴力で支配できなくなったために、理屈、利益、信仰、妄想で民衆を支配しようとして考え出された方法。      
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《民主党 》

自民党のケツが汚いと批判していたために、自民党のケツの穴しか見えなくなった人たちの集まり。      
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《無意識的記憶 》

覚えようと意識しないで、その行為を何度もくり返すことによって、それを身に付け覚えること。肉体の記憶、肉体的記憶ともいう。      
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《無意識的文法 》

子供が無意識的に身につける文法。言語の発達とともに自然に身に着き言語の発達を支えるもの。      
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《文字 》

本来聴覚が持っている自由で伸びやかな言語感覚やその無限の機能の発達を妨げるもの。      
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《矛盾 》

最大の矛盾は、人間が想像力を持った生き物であるということ。      
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《疫病神 》

労働組合のこと。労働者個人個人のことではなく。       
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《夢 》

二種類ある。個人が見る夢と集団が見る夢。      
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《良い先生 》

何にも教えないが、物をくれる人。      
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《良い人 》

良いことばかりをする人。だからつまらない。     
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《世捨て人 》

経済的には何にも貢献しない人。      
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《理解 》

頭で判っていること、つまり言葉で説明できること、それは何もできないということ。      
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《理想 》

人間が生まれながらにして持っているその人間性の自由で伸びやかな成長を妨げるもの。      
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《理想主義者 》

現実を自分たちの都合の良いように解釈し、ゆがめ、蹂躙する人たち。この世界がこんなにも不正に満ち、わたしたちが思い描くような世界になっていないのは、どこかに悪い奴らが居て、その彼らが自分たちの利益のために、わたしたちが世界を良くすることを妨害しているからだ、と彼らが主張して、目の前にある現実を間違っているものとしてみなすあまりに、目の前にある現実があたかも存在していないかのように思い込むことから。      
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《理想的な社会 》

所得の格差を広げよう広げようとする力がその内部から沸き起こるように自然と常に働いている社会。      

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《理念 》

なに、それ、判んない、死語じゃない。って、ある女子高生は言ってました。      
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《歴史 》

その時代時代の支配的イデオロギーによって現実がゆがめられ曇らされてきたこと。そして性懲りもなく今も続いていること。      
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《歴史家 》

見てきた様な嘘を元に、さらに見てきたような嘘を言う人たち。      
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《恋愛 》

実体のないもの。それを求めようとするとほとんどが破綻するから。      
または病気。なぜならいずれ治るから。治らないと社会生活が出来なくなる。
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《論理的思考 》

思考全体、つまり論理的思考でないもののほんの一部。      
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《悪い先生 》

話しをして、いっぱい教えて、お金を取る人。      
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《悪い人 》

悪いことばかりをする人。だから嫌われる。     
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        またこの森にやってきた。

      より大きな狂気で小さな狂気を打ち消すために。
       あなたはどこにも行っていない。

        でもどこにも居ない。
        極になれ、そして退路を絶て。
     貧乏人は死ぬまで働け、金持ちは金が無くなるまで使え。  
     つづく