ほんとにあった恐い話
真善美
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はだい悠
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「ねえ、聞いてくださいよ、ヒグラシさん。
わたし、今日も、いつものようにですね、まだ自分のことがよく判らないまま、ぼんやりと歩いていたんです。 (さらに…)
はだい悠
はじめに
《 》内はこの小説の主人公タイガーとその周囲の動物たちの<鳴き声>と<思い>です。
「 」内はタイガーの耳に聞こえてくる周囲の動物の鳴き声や騒音、そして人間の会話です。
でもアタイはまた産む。
今度はこっそりとね。
アタイは生きたい。
アタイは生き抜く。
アタイは居る。
アタイはこれからもミィヤァミィヤァと鳴き続ける。
そうなれば私たちは、以前のように無残な殺され方をすることもなくなるに違いないのです。
どうでしょうか、私たちが毒を持つことに賛成していただけないでしょう。
えっ、どうしてオレが群れを離れたかだって、元二番目が怖かったからだろうって、うん、そう、そうかも知れない。
い、いや、オレはあくまでも、元二番目をあの偉大なボスのように殺したくなかっただけなのだ。