2011年5月 のアーカイブ

世紀末 海よりもやさしく

2011年5月13日 金曜日

  もしかして自分は完全無欠なリーダーを目指していたのではないかと疑った。
 洋三はなんとなく振り返らずにはおれない気持になった。
 そして後ろ向きに歩きながら有美の家のほうを見た。 

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憂鬱なジャングル

2011年5月13日 金曜日

    えっ、どうしてオレが群れを離れたかだって、元二番目が怖かったからだろうって、うん、そう、そうかも知れない。
い、いや、オレはあくまでも、元二番目をあの偉大なボスのように殺したくなかっただけなのだ。

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続悪魔辞典Ver21

2011年5月13日 金曜日

   またこの森にやってきた。
      より大きな狂気で小さな狂気を打ち消すために。
       あなたはどこにも行っていない。
        でもどこにも居ない。
        極になれ、そして退路を絶て。
     貧乏人は死ぬまで働け、金持ちは金が無くなるまで使え。 
 

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悪魔辞典Ver21

2011年5月13日 金曜日

    悪魔の愚痴

どうして人間どもは苦難を求めるのだ、俺はそれが気に食わないんだ。

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あなたに会えて

2011年5月12日 木曜日

  昔のことが懐かしいです。
 みんなみんな夢のようです。
 みんなみんないとおしいです。
 あなた本当に長い間ありがとうございました。
 私はとても幸せでした。
 もう一度あなたと仕事がしたいです。
 お花に水をやらなければ、小鳥にえさを

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やがて秋が

2011年5月12日 木曜日

 今逃げてきた道のほうに、獣のような視線を投げかけた。
 そして、勝ち誇ったかのような笑みを浮かべると、そのまま塀の陰に消えていった。 (さらに…)

新夢川物語

2011年5月12日 木曜日

  「お母さんは、川が増水してあそこの音が大きくなると、それが気になって夜も眠れないほどいらいらするって言うけど、わたしはあそこにいろんなものが浮いているのを見るのが好きなの」
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帰り道がおもしろい

2011年5月12日 木曜日

 もうこうなったら、勉強して勉強して勉強しまくって、テストの鬼になってやる。
 いまに見てろ、ぜったいにみんなを見返してやるから、、、、

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帰郷

2011年5月12日 木曜日

さあ、いくぞ。信じるってとても良いことなんだね。
なんかこう体じゅうから元気が出てくる感じで。
きみと知り会えてほんとうによかったよ。

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木漏れ日 

2011年5月12日 木曜日

それは、その衝撃音が、すべてのものに森の妖精の悲鳴のようにも思えたからあった。

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天空

2011年5月12日 木曜日

 オッ、なんだろう?
    この頭上のまばゆさは。
  太陽の光ではない。
  見る事さえ出来ない。 

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きらめき

2011年5月12日 木曜日

どうしても見たくない、
   クンがあのイヌたちに、
    かみ殺され、バラバラに引き裂かれるのを。

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二卵性双生児

2011年5月12日 木曜日

そのとき階段を上がってくる足音が聞こえてきた。
母のようだ。
すると急に下腹部の圧迫感がなくなった。
妹が立ち上がったようだ。
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ねむの木

2011年5月12日 木曜日

 それにしても、あの男の人、なんで手に包丁なんか持って、あんな人通りの激しいところに立っていたんだろう?

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女子高生からの手紙

2011年5月12日 木曜日

 二人は輝いていて、あまりにもお似合いのようにうつりました。
 わたしは気後れしてしまったのです。
 そして、なにも出来ずに、その場から引き返してしまいました。

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英会話ができる

2011年5月12日 木曜日

  これで誰でもが英会話が出来るようになる。

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ともだち

2011年5月11日 水曜日

  
   ハヤテは食べることが大好きで、とても人懐っこい体の大きなシェパード。

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スズメバチ

2011年5月11日 水曜日

スズメバチを見つけてパニックになった妻が、必要以上に騒いでハチを興奮させたために、さされてしまい、泣き叫び、もがき苦しむその様子を思い浮かべることが、快感にさえなっていた。

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午後の風

2011年5月11日 水曜日

  
 通りを走り抜けるバイクの音さえ睡魔の化身となって押し寄せるような静かな午後。
 出窓のレースのカーテンが緑色の風をはらみ大きく揺れる

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俳句 川柳 短歌

2011年5月11日 水曜日

     
   ひだまりを  選んでとどまる 朝のハエ

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