‘季節’ タグのついている投稿

まだ見ぬ花

2011年5月17日 火曜日

     詩集まだ見ぬ花、その名は

               小礼手与志  
  
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彷徨そして孤独と憂愁

2011年5月17日 火曜日

 
       
                   小礼手与志 

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          悲哀は宇宙の重みをささえている

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少年

2011年5月16日 月曜日

 

                   はだい悠 
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  二十世紀半ば、東北地方のある村に、大家族のもとで、自由に伸び伸びと育てられ、真面目で勉強も良くでき、ひょっとしたら賢いんではないかと周囲から思われていた少年がいた。

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携帯電話

2011年5月15日 日曜日

 

                  はだい悠

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 穏やかな田園風景ばかり見て育ってきた友幸は、仕事を求めて町に住むようになった。
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第十悲歌

2011年5月14日 土曜日

      

   
                  小礼手与志
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わたしはずっと夢見ていた。

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第九悲歌

2011年5月13日 金曜日

  
その風が徐々に暖かくなっていき、木々や野草がいっせいに芽を吹き
名もない小さな花々がいっせいに咲き乱れる、という春がきて、、、、

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無姓

2011年5月13日 金曜日

  
でも、残された家族の生活はほとんど変らなかったのですよ。 
 なぜなら、子供たちがゲンアニの生きる知恵を受け継いでいたからですよ。 

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稲光

2011年5月13日 金曜日

私は弘美からこれ以上離されるのを恐れるかのように、必死に後を追った。
 きっと、私があげていた、あの子供のような情けない声を聞かれたに違いないと思いながらも。
 そのとき私の脚は、それまでと違い思い通りに動くようになっていた。

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詩集ざわめきを求めて

2011年5月13日 金曜日

 人々の心に生き続け、何気なく語り続けられ
いつの日かきっと、他のだれかの姿を借りて
少女たちの夢が結実するだろう
何故ならわたしたちは目に見えないところで深く結びつきあっているのだから

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第八悲歌

2011年5月13日 金曜日

 今日、ついにわたしは青年たちにはっきりと物を言わなければならなくなった。
       わたしは、あなたがたとは絶対に妥協しないでしょう。
    でも、あなたがたは、わたしたちのすべてを奪うことが許されている。

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やがて秋が

2011年5月12日 木曜日

 今逃げてきた道のほうに、獣のような視線を投げかけた。
 そして、勝ち誇ったかのような笑みを浮かべると、そのまま塀の陰に消えていった。 (さらに…)