«短編小説»作品

二卵性双生児

2011年5月12日 木曜日

そのとき階段を上がってくる足音が聞こえてきた。
母のようだ。
すると急に下腹部の圧迫感がなくなった。
妹が立ち上がったようだ。
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ねむの木

2011年5月12日 木曜日

 それにしても、あの男の人、なんで手に包丁なんか持って、あんな人通りの激しいところに立っていたんだろう?

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女子高生からの手紙

2011年5月12日 木曜日

 二人は輝いていて、あまりにもお似合いのようにうつりました。
 わたしは気後れしてしまったのです。
 そして、なにも出来ずに、その場から引き返してしまいました。

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ともだち

2011年5月11日 水曜日

  
   ハヤテは食べることが大好きで、とても人懐っこい体の大きなシェパード。

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スズメバチ

2011年5月11日 水曜日

スズメバチを見つけてパニックになった妻が、必要以上に騒いでハチを興奮させたために、さされてしまい、泣き叫び、もがき苦しむその様子を思い浮かべることが、快感にさえなっていた。

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午後の風

2011年5月11日 水曜日

  
 通りを走り抜けるバイクの音さえ睡魔の化身となって押し寄せるような静かな午後。
 出窓のレースのカーテンが緑色の風をはらみ大きく揺れる

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ディズニーランド

2011年5月11日 水曜日

あたし、たぶん、夏休みふるさとに帰らないと思うわ。そこで、もしかして、もしかしてよ、マヤちゃんがふるさとから帰ってきて、あたしが寮にいなかったら、やめたと思ってね。

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はなみずき

2011年5月11日 水曜日

きっと、あういうのを、運命的な出会いって言うんだろうな。だって、あまりにも偶然すぎるもんな。    

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青い空

2011年5月11日 水曜日

 今日は天気が良かったから、何か良いこと在ると思ったのにね、、、

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青い影

2011年5月11日 水曜日

そのうち二人はお互いに抱きしめているというよりも、人間ではない何か温もりを持った大きなものに抱きしめられているように感じ始めていた。

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ひぐらし

2011年5月10日 火曜日

 どことなく埃っぽい感じのする田舎の女の子とはまったく違うものを、トモエイは反射的に感じた、、、、、

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廃校

2011年5月10日 火曜日

父と娘は同じ夢を見ていたのだった、、、、、、
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